シンプルVPN by NIFCLOUD

オフィスのインターネット回線をセキュアにしたい方のために、VPN環境の構築に役立つ情報をお届けします。

安心・安全なネットワーク通信、VPNとは?

VPNとは

インターネットが一般に普及し始めて15年が経過しました。今や、誰でも簡単に世界中の情報を手に入れられるようになり、社会に大きな発展をもたらしました。しかし同時に、情報漏えいが起こりやすく、またそれを止めることが難しくなったのも事実です。

そこで重要になってくるのが、「VPN(Virtual Private Network)」という考え方です。詳しくは後述しますが、VPNとは、仮想的なトンネルと暗号化を使った通信システムです。この記事ではVPNの必要性や基本的な仕組みを紹介していきます。

インターネットとは、公共の道路のようなものです。一般の道路を使って機密文書を運んだら、見知らぬ他人の目に触れたり、盗まれたりする危険があります。しかし、自分専用のトンネルを使うことで、これらのトラブルを回避できるのです。

  • 支店間のサーバーに相互にアクセスをしたい方
  • 外出先から、自社のサーバーにアクセスしたい方
  • VPN機器の設定をすることなく、セキュリティの高いネットワークを構築したい方

このような方に、インターネットを利用する上でのセキュリティへの関心を高めていただくことと、安心・安全な通信方法の解説をしていきたいと思います。

VPNが必要となっている背景

コンピューターや情報、ひいては信用までにも大きなダメージをもたらす、不正アクセスや情報漏えい、データ改ざんは、現在非常に深刻な問題を引き起こしています。このセキュリティリスクに対し、日本企業では十分な対策をとれていないのが現状です。2012年から2013年にかけて、セキュリティが不十分であったことにより引き起こされた被害総額が、それを如実に表しています。

アメリカでは、被害総額が50%も少なくなったのに比べ、日本企業では83%も増えています。また、2014年度の日本企業が情報セキュリティに投資する額は、アメリカ企業と比較して約3割も少なく、2年も遅れた水準でしか対応できていません。これが情報漏えいなどの被害をもたらしていると考えられます。
出典:MM総研『情報セキュリティ対策、日米企業で大きな開き―大企業600社調査 被害額減少する米国、拡大する日本―

では、情報漏えいやデータ改ざん、あるいは不正侵入が起こる理由というのは、いったいどこにあるのでしょうか。これは、ハッキング技術が進歩したことや、ハッキングが手軽に行えるツールが発達したことなどにもよりますが、それ以上に大きな要因があります。

それが、「外部からのアクセスを許可することが多くなった」ということです。

モバイル端末の普及やワークスタイルの変化により、自宅や外出先から、社内のネットワークにアクセスする機会が増えました。これは確かに利便性の面では素晴らしく、業務の効率化を図ることができます。拠点間やクラウドでファイルを共有する機会も増えました。パスワード1つで社内のネットワークにアクセスできるということは、確かに魅力的です。

しかしながら、これは言葉を変えれば、「パスワードを知ってさえすれば、まったくの第三者であっても社内ネットワークに侵入できる」ということにもなります。これらへの対策が進んでいるアメリカに比べ、日本では後手後手に回っている、というのが、上記で挙げた「被害総額の増減の差」につながっているのです。

インターネットに限ったことではありませんが、技術の裾野が広がり、一般化していくことは、大きなメリットがあります。しかし同時に、その技術に接する人全てが高いセキュリティ意識を持つことは難しく、また、悪意を持った人間の数も増えていきます。

VPNは、そのように、「過度に一般化した」インターネット社会における、自社のセキュリティを高めるために役立ちます。

VPNとはどんなもの?「道路」に例えて理解する

VPNとは、インターネット上に仮想トンネルを作成し、データの暗号化を行って通信をするものです。専用線のように通信経路の途中でデータ盗聴や改ざんを防止できます。

これは、既存のインターネット回線に、直通の仮想トンネルを作成するため、実際に専用線を引くよりも、はるかに安価(※)に利用できるという特徴があります。導入コストもランニングコストも少なく、しかも高いセキュリティ性を維持できるということで、いろいろな場面で利用されています。
※例えば、富士通クラウドテクノロジーズでは、月額2000円からのVPNサービス「シンプルVPN」を提供しています。

VPNは、「専用道路」に例えるとわかりやすいでしょう。一般的なインターネット回線は、公共道路のようなものです。公共道路は誰でも利用できるかわりに、盗聴や盗難のリスクがあります。しかし、VPNは、A地点とB地点を結ぶ直通のトンネルであるため、このような危険に遭遇する確率が非常に少なくなります。

VPNの利用事例については、資料にまとめましたのでぜひご覧ください。

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